2009年12月25日(金)「しんぶん赤旗」
消費税法21年
減税で暮らし応援を
全国いっせい宣伝
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消費税法が強行成立されてから21年。消費税廃止各界連絡会(各界連)と消費税をなくす会などは24日、全国でいっせい宣伝・署名行動を実施しました。サンタクロース姿での宣伝や、「くらしにかかる消費税の減税を!」と書かれたポケットティッシュの配布、シール投票など多彩な活動が各地で繰り広げられ、「増税ノー」「新政権は消費税減税で暮らしを応援せよ」と訴えました。
消費税廃止各界連絡会は、買い物客でにぎわう東京・JR新宿駅西口で宣伝、署名を訴えました。
鳩山内閣が閣議決定した2010年度税制「改正」大綱は、扶養控除の廃止・縮小を盛り込み、子育て世帯の増税など国民負担増を打ち出しました。
パートで働く女性(56)は、子どもが高校、大学生のときにかかった費用の大きさと軽減の必要を力説。「扶養控除の削減はやめて」「食料品など生活必需品は消費税の税率を下げてほしい」と署名しました。
生活保護を受けている女性(70)は「自民党より(民主党は)ましかなと思っていたが、いいことがあまりない。老齢加算は廃止されたままでは生活できない」と怒りを示しました。
行動には9団体、30人が参加。日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は、ゆきすぎた大企業への減税を見直せば財源はあると述べ、「消費税の増税はノー」と訴えました。
1988年12月24日に消費税法が強行成立されてから毎年、「怒りの日」として全国行動が行われてきました。
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