2009年12月21日(月)「しんぶん赤旗」
大雪の中“派遣村”
スタッフ100人 親身に相談
新潟
新潟市で20日、大雪降る中、県労連や民主団体などの実行委員会による「にいがた1日派遣村」が取り組まれました。会場の万代シティパークでは、テントが張られ、スタッフ100人がコシヒカリおにぎりやトン汁を用意し、弁護士、税理士、医師・看護師らが相談者を待ちました。
開村式では、足立定夫村長(弁護士)が「今日をステップにして、さらに労働者の生活と権利を守る取り組みを強めていこう」とあいさつしました。
日本共産党の、かわえ明美参院比例予定候補、たけだ勝利同選挙区予定候補が激励にかけつけ、かわえ氏が「人間らしく働くルールをつくるため、力を合わせ、さらに頑張っていきたい」と述べました。
住むところがなく、ネットカフェなどを2カ月間転々としているという女性は、「交通警備の仕事をしているが3日間仕事がなく、ふだんでも仕事が少なく、正月休みに入ればどうなるか不安で、収入が少なく定住できない」と訴えました。
生活と健康を守る会の相談員は、とりあえず用意してある宿に泊まり、21日に他の相談者とともに区に生活保護の集団申請をするよう助言し、了解してもらいました。
解雇されて家のローンが払えないという男性には、弁護士が銀行にローンの組み替えを申請するよう助言しました。
新潟県では、18日から連続して長岡市、糸魚川市、新潟市、新発田市で1日派遣村が取り組まれました。