2009年12月19日(土)「しんぶん赤旗」

トステム工場閉鎖するな

京都で市民集会「雇用と地域守れ」

　住宅建材メーカー大手の「トステム」綾部工場（京都府綾部市）が来年３月の閉鎖計画を強行しようとするなか、京都総評などが結成した「トステム綾部工場閉鎖反対、労働者と連帯する会」は１８日、綾部市内で「雇用と地域経済を守れ」「工場の閉鎖反対」と訴える市民集会を開き、会場いっぱいの２００人以上が参加しました。

　集会で、本社に閉鎖撤回を求める要請はがき運動や、行政への要請を強める運動を確認しました。

　京都総評の岩橋祐治議長は、トステムのグループ会社が約５６００億円の内部留保を確保していることなどを指摘し「閉鎖には道理がなく、必ず撤回させる。トステムに雇用と地域経済への責任を果たさせるために総力をあげてたたかう」と強調しました。

　ＪＭＩＵ（全日本金属情報機器労働組合)･トステム綾部分会の片山博貴分会長は、組合加入への不安があるなか､｢いままで会社都合の条件に従うことしかできなかったが、組合を通して声を届けることができると訴え、加入者が増加している。初めての結成で知識がないが、ご支援をお願いします｣と訴え､大きな拍手がわきました。

　ＪＭＩＵ京滋地本が団体交渉について、日本共産党の加味根史朗府議が穀田恵二衆院議員らと１７日に行ったトステム本社申し入れについて報告。

　ＪＭＩＵの三木陵一書記長らが報告し、綾部民主商工会や愛知で工場閉鎖とたたかう労働者らの連帯の発言がありました。

　穀田議員がメッセージを寄せ、成宮まり子参院京都選挙区予定候補が参加しました。