文字の大きさ : [] [] []

2009年12月12日(土)「しんぶん赤旗」

軍事同盟・基地いらない

平和大会が開会総会


 「みんなでつくろう!憲法輝く非核・平和の日本」を掲げて「2009年日本平和大会」(実行委員会主催)の開会総会が11日、横浜市で開かれました。沖縄・普天間基地問題が新政権の試金石となるなか、「世論と運動で政治を動かそう」「異常な対米従属を許さない」と会場いっぱいの1000を超える人が参加しました。

 福岡県大牟田市から参加した松崎理恵さん(49)=病院職員=は、「新政権に迫ることで、私たちの願いが実現できるかもしれない。ここでなにもしないのはだめ。普天間基地の無条件閉鎖など実現させたい」と語ります。埼玉県の女子大学生(18)は、「普天間基地の問題をテレビなどで耳にするようになった。私もこの大会で学び、なにかやりたい」といいます。

 全労連の大黒作治議長が「米軍基地も軍事同盟もいらないの世論を広げよう」と開会あいさつ。基調報告した日本平和委員会の千坂純事務局長は、新政権が「日米同盟を基軸」としていることが国民の平和の要求と矛盾を深めていると指摘。米軍基地の縮小・撤去や核兵器のない世界の実現、自衛隊海外派兵中止などとともに、来年の安保条約改定50年に向け、日米軍事同盟廃棄の世論を広げていこうと呼びかけました。

 「米軍基地のない日本への転換を!」と「米軍再編」の焦点となっている沖縄、山口・岩国、神奈川の代表が登壇。沖縄から普天間基地を抱える宜野湾市、名護市辺野古、米軍ヘリ発着帯建設反対の東村高江の代表のあいさつに会場からひときわ大きな拍手がおき、連帯の寄せ書きや募金が手渡されました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が「軍事同盟打破の出発点にしよう」と訴え、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」共同代表の呉東正彦弁護士が来賓あいさつしました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp