2009年12月9日(水)「しんぶん赤旗」
国防総省
米アフガン再増派
来春までに1万6000人
【ワシントン=小林俊哉】米国防総省は7日、オバマ大統領のアフガニスタン再増派方針の第1次分として、1万6000人を来春までに派兵すると発表しました。年内に海兵隊基地キャンプ・レジューン(ノースカロライナ州)の1500人を、戦闘が激化しているといわれるアフガン南部に展開します。
このほか、海兵隊部隊7000人を来春までに派兵。アフガン治安部隊訓練の名目で陸軍部隊3400人と援助部隊4100人も同時期に順次展開する方針です。
マレン米統合参謀本部議長は同日、キャンプ・レジューンでアフガン展開を控えた兵士を前に演説し、「(再増派によって)犠牲者が増えることは確実だ。このことはあいまいにしたくない」と言明。「(犠牲者の増大は)事態を好転させるための今回の増派作戦の一部だ」と語りました。
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