2009年12月8日(火)「しんぶん赤旗」
所得補償してほしい
小池議員、農業委員らと懇談
東京
日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員は7日、東京都あきる野市の秋川ファーマーズセンターを訪れ、センター関係者、農業委員、JAあきがわや同市担当者と懇談し、話がはずみました。
同センターは1993年に設立。地産地消の直売コーナーに120人の農家が参加し、市民農園もつくり市民に開放しています。
懇談を始めると、農業委員ら農家から切実な要望が次々と口をついて出てきます。
「農家は自分で価格を決められない。最低価格を決めて所得補償をしてほしい」「会社では社長がかわっても相続税を払わない。農家だけ相続税を払わなきゃいけないのか。相続税猶予を」「小規模農業・家族経営にこそバックアップを」「将来見通しがないと若い者はやっていけない。希望がもてる環境づくりをしてほしい」
「食料自給率の政府の目標が低すぎる。本来は100%を目指すべきだ。目標を引き上げれば予算だってかわるはずだ」との声に、小池氏は「おっしゃるとおり。自給率を高めることを根本にすえてやらないといけない。FTA(自由貿易協定)もそれに逆行する」と話しました。
小池氏は「農業は環境などさまざまな役割を持っている。家族経営を守ることは大事。相続税の大幅軽減をしなければやっていけない。できうることをやっていきたい」と決意を語りました。
日本共産党の清水ひで子都議、あきる野市議団が同席しました。