2009年12月8日(火)「しんぶん赤旗」
モラレス大統領再選
「国民奉仕の革命を支持」
ボリビア
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【メキシコ市=菅原啓】南米ボリビアで6日実施された大統領選挙で、現職のエボ・モラレス大統領が再選を果たしました。新自由主義や米国言いなりの政治を拒否し、国民生活の向上を最優先に掲げるモラレス政権の改革が国民の圧倒的多数の支持で信任された結果となりました。
政府所在地ラパスの大統領府前には当選を喜ぶ支持者が詰めかけ、「エボ。エボ」と大統領の名を叫んで喜びを爆発させました。大群衆を前に姿を現したモラレス氏は、ボリビアは国民に奉仕する「革命を改めて支持した」と勝利宣言。国民に希望を与える改革計画をさらに推進する決意を表明しました。
報道機関や民間調査会社の出口調査によると、モラレス大統領は61〜63%の支持を獲得。モラレス政権の改革に反対してきた保守野党勢力のマンフレド・レジェス候補は20%台の支持にとどまり、敗北を認めました。