2009年12月6日(日)「しんぶん赤旗」
引き継ごう次世代に平和を
大阪空襲訴訟1周年つどい
「取り戻そう私たちの人生、引き継ごう次世代に平和を」と題し大阪空襲訴訟1周年記念のつどいが5日、大阪市内で開かれ300人が参加しました。同記念事業実行委員会の主催。
大阪空襲訴訟は、2008年12月に、大阪空襲の被災者ら18人が国に対して国家賠償と謝罪を求め提訴したもの(09年9月には6人が2次提訴し、被災地は大阪以外の県にも拡大)。
弁護団は、裁判に勝利し、さらに被災者援護の立法に結びつけたいと発言しました。
原告団を代表して安野輝子さんが「この裁判は平和な明日へのかけ橋となると信じています」と決意を述べました。
今月判決が出される東京大空襲訴訟原告団の星野弘団長が連帯あいさつ。女優の新屋英子さん、『上方芸能』発行人の木津川計さんが対談し、空襲体験を語りました。
空襲被災者聞き取り活動をしている女子学生(21)は「体験を聞くなかで、戦争は終わってないんだなと感じました。平和な時代をつづけるために、体験を歴史として残したい」と話しました。