2009年12月5日(土)「しんぶん赤旗」
ビラ配布 知る権利守る
東京で集会 弾圧はねかえそう
|
東京・千代田区の日比谷公会堂で4日夜、ビラ配布弾圧をはねかえそうと「言論・表現の自由を求める12・4日比谷集会」が開かれ、会場を埋め尽くす1600人以上が参加しました。主催は同実行委員会。
脚本家のジェームス三木さんが「かけがえのない表現の自由―憲法を語る」と題して講演。11月30日に最高裁で不当判決がでた葛飾ビラ配布弾圧事件弁護団の後藤寛弁護士が判決について報告。「憲法上の重要な論点について、まったく検討した形跡もない。最低の判決だ」と批判。今後は「国連自由権規約委員会の個人通報制度を日本で実現し、国連の場に不当判決を訴えたい」とのべると、会場は大きな拍手に包まれました。
国公法弾圧堀越事件の堀越明男さん、世田谷国公法弾圧事件の宇治橋眞一さん、葛飾事件の荒川庸生さんが支援者とともに登壇。「ビラを配布し、知る権利を守るたたかいを続ける」(荒川さん)、「盗み撮りの違法捜査を行った公安警察こそ裁かれるべきだ。無罪判決目指して頑張る」(堀越さん)、「国公法弾圧、言論弾圧は絶対許されない。ともに頑張りましょう」(宇治橋さん)と決意を語りました。
日本共産党の小池晃参院議員が連帯と激励のあいさつしました。
集会では、歌手のきたがわてつさん、橋本のぶよさんが連帯の歌を歌いました。
■関連キーワード