2009年12月3日(木)「しんぶん赤旗」
職場改善の前進めざす
国民春闘共闘が交流会
全労連などでつくる国民春闘共闘は2日、時間外割増率の引き上げなど来年実施される諸制度の活用や制度の拡充にとりくみながら、職場の要求前進をめざす交流会を東京都内で開きました。
あいさつした小田川義和事務局長は、来春闘で労使協定を広げ、労働条件を改善していく課題を強調。政治の変化を生かし、取り組みの強化を訴えました。
取り組みの交流で、出版労連は、非正規労働者やフリーの正社員化、直接雇用を広げていると報告。企業内最低賃金では数社にまたがる統一交渉もし、時給1300円をめざす運動を紹介しました。
国公労連の代表は、日々雇用される約12万人の非常勤職員の待遇改善を求めて運動し、人事院勧告で前進させていると指摘。来年4月からは健康診断が実施される見通しで、代表は「安心して働ける環境をつくるたたかいの正念場だ」とのべました。
雇用調整助成金や教育訓練の機会を活用し、組合員の学習や団結の強化につなげているのはJMIU(全日本金属情報機器労組)。一時休業で派遣労働者の賃金も保障させた事例も紹介されました。
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