2009年11月30日(月)「しんぶん赤旗」
学費ゼロの日本へ
パレードに高校生・大学生ら200人
京都
重すぎる教育費負担の軽減を求めて29日、「学費ゼロで学べる日本社会をめざす大行動」(実行委員会主催)が京都市中京区でとりくまれ、高校生、大学生、教職員ら200人が宣伝・パレードをおこないました。
高校生や大学生、父母、公立・私立の高校・大学の教職員が呼びかけて実施したもの。東京、愛知、大阪、福岡の大学生も駆けつけました。
パレード前の宣伝で実行委員長(立命館大学4回生)は「新政権が公立高校の授業料無償化を打ち出すなど、変化をつくってきた運動に確信を持ち、さらに大きな流れにしよう」とよびかけ。高校生、大学生、高校教員らが学費負担や奨学金返済、高校生の就職難などの実態を訴えました。
来春から奨学金の返済を始める佛教大学の女子学生=4回生=は「『受益者』は学生個人だけじゃなく社会全体だと、たくさんの大学や高校の先生が来てくれてうれしい。私は卒業するけど、世界で当たり前の“学費ゼロ”の日本になるよう声をあげていきたい」と話していました。
日本共産党の穀田恵二衆院議員、井上哲士参院議員が連帯のあいさつをおこない、市田忠義書記局長・参院議員がメッセージを寄せました。成宮まり子参院京都選挙区予定候補も駆けつけました。