2009年11月29日(日)「しんぶん赤旗」
核廃絶署名
住民ぐるみの運動に
原水協 推進交流集会始まる
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1200万筆の「核兵器のない世界を」署名を集めきろうと原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の「署名推進全国交流集会」が28日、東京都内で始まりました。29日まで2日間の開催です。
高草木博事務局長は、核不拡散条約(NPT)再検討会議の最終日まで6カ月と迫るなか、252万筆の署名が集まり、各地で目を開かせるような経験が生まれているとのべ、大いに学び合おうと呼びかけました。核兵器をめぐる世界の流れは大きく変化しており、核兵器廃絶と結びつけるためこれまでにも増した運動をとのべ、自治体首長や議会議長をはじめ市区町村で影響力を持つすべての人々に呼びかけて住民ぐるみの運動へと発展させることなどを行動提起しました。
市長らが署名の呼びかけ人となり、市民ぐるみの署名運動をしている宮崎県都城市の経験を来住新平さん(日中友好協会都城支部長)が特別発言。「17万市民を対象にするのは当たり前でないか」「われわれの側の方が世界の変化に機敏でないのでないか」など、民主団体でのきたんのない率直な意見交換が運動の始まりだったと紹介。市長に働きかけてみると、こころよく協力してくれ、公民館での署名へと広がっていったことをのべました。
埼玉県坂戸市の紺野智恵子さんは、初めは10筆くらいしか集まらなかったが、ねばり強く「6・9行動」を続けるなかで、反響が広がり、署名運動の先頭に立つ「ピースチャレンジャー」も生まれていると発言。「草の根の力が大事」と高校生の間で署名を広げている埼玉の女子高校生が元気に語りました。
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