2009年11月22日(日)「しんぶん赤旗」
心の氷溶かしてくれた
民青同盟大会開幕 各地から経験
日本民主青年同盟(民青同盟)の第34回全国大会が21日、都内で開かれ、討論を始めました。
代議員、評議員200人以上が参加し、23日までの日程です。
中央委員会を代表し、田中悠委員長が報告。決議案で打ち出した「居場所を力に、願い実現へ」を確信にしようとの提起に全国から大きな反響があったとのべ、「青年は民青同盟に居場所を求めている」と強調しました。「民青同盟の居場所は連帯をきずき、成長を支え合い、行動に踏み出す確かな力になっている」として雇用確保や学費軽減の運動を発展させ、政治を動かしてきたとのべました。
田中委員長は「居場所の力を発揮し、組織づくりに大きな力をそそぐとき」だとして次の全国大会をめざす目標を提起しました。
民青同盟の班がつくってきた「居場所の魅力」について発言が相次ぎました。「心の氷を溶かしてくれた」と話したのは兵庫の青年。失業し、路上生活をしているときに「神戸派遣村」で生活相談を受け、生活保護を受けることになりました。その後、紹介されて民青同盟に加盟。「映画を見たい」という要求にこたえてくれたことがうれしかったと語りました。
「民青同盟から学んだことは、本当に笑うためにはつながりが必要だということ」と話したのは東京都調布・狛江・府中地区の青年。上京後、加盟しましたが仕事が忙しく離れていました。同盟員からの粘り強い誘いに応じ、班会へ参加。「心を取り戻し、喜怒哀楽を出せるようになった」と話しました。
日本共産党の和田一男青年学生委員会責任者が出席しました。