2009年11月20日(金)「しんぶん赤旗」
京都 参院選勝利へスタート集会
新しい政治を前に進める最大の力
市田書記局長が訴え
|
日本共産党の市田忠義書記局長を迎えた、京都の党と後援会の総決起の場「参院選勝利スタート集会」が19日夜、京都市左京区内で開かれました。
市田氏は「次の参院選は新しい政党配置でたたかわれる選挙であり、たたかいいかんでは、政党間の力関係を大きく変える可能性をはらんだ選挙」だと強調。自身を含めた比例5議席の絶対確保と、京都選挙区の成宮まり子予定候補の勝利でこそ「国民が探求する新しい政治を前に進める最大の力になる」と訴えると、会場を埋め尽くした後援会員らから「そうだ」「がんばれ」との歓声が起きました。
選挙後の情勢について「国民が新しい情勢を本格的に探究する『新しい時期』が始まっている状況だ」とした市田氏。民主党中心の政権が、財界・大企業と軍事同盟中心という「二つの異常」から抜け出す立場を示せないことで、「沖縄の米軍基地問題や後期高齢者医療制度問題の先送りなど、国民の利益に反した問題点が顕在化している」と指摘しました。
その上で、日本政治の「新しい時期」をつくり出した国民の世論・たたかいと、連帯した日本共産党の役割の重要性を示しました。
さらに、市田氏は「建設的野党」の立場から、雇用・医療・保育・米軍基地問題の解決の道筋を縦横に提示、「政治を国民の立場に立って、前に進めるため全力を尽くします」との訴えに、大きな拍手が寄せられました。
成宮予定候補の活動をスライドで、青年、子育て、農業、国際協力NGO・NPO関係者の激励・期待の声を紹介。成宮予定候補の支援で社会復帰を果たした元ホームレス3人が「生きる望みを与えてもらった。なんとしても成宮さんを国会へ」と訴えると、会場いっぱいの拍手がわきました。
成宮予定候補は「まじめに働く人が普通に生活できる社会にするため、新しい政治をさらに前に進める仕事を国会でやらせてください」と議席奪還への決意をのべました。
集会では、2011年のいっせい地方選、中間選挙の予定候補者を発表。来春の京都府知事選の門ゆうすけ予定候補があいさつしました。
建設業を営む男性(53)=京都市左京区=は、「暮らしや経済にしても、日本共産党を伸ばさないことには、政治が前に進まないことがよくわかった。総選挙が歴史の第1ページなら、参院選が第2ページになるように、人間の存立をかけてたたかいたい」と語っていました。
■関連キーワード