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2009年11月17日(火)「しんぶん赤旗」

釜山ツアー

統一協会の会社関与

ハッピーワールドなど 旅行細目を手配


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(写真)福岡市内のビルに入居する「ハッピーワールド」

 韓国・釜山市で14日に起きた室内射撃場火災で死亡した日本人客の旅行日程や案内に統一協会直系のハッピーワールド(日本)と世一観光(韓国)が直接かかわっていたことが16日、わかりました。

 死亡した日本人7人のうち6人は長崎県島原市の旅行会社、島鉄観光のツアー客。客からの注文で旅行社が企画する受注型企画旅行でした。

 島鉄観光の広報担当者によると、一行9人の要望で1泊2日の見物場所を指定し、ハッピーワールド旅行事業部九州営業所(福岡市)に依頼。ハッピーワールドと同グループの世一観光がホテルなど細目の手配をしました。

 室内射撃場は、島鉄観光が作成した見物場所に含まれていませんでしたが、「現地ガイドの紹介でオプションツアーとして組み込まれたものと推察される」と同広報担当者は説明。ハッピーワールドは韓国に強い会社として以前から取引関係があったといいます。

 ハッピーワールド(本社・東京都渋谷区、資本金22億6000万円)は、霊感商法など統一協会の事業部門のセンターとして1971年に設立。筆頭株主でもある古田元男元社長は現在も、統一協会の経済部門の中枢にいるとされています。

 同社は霊感商法で扱う仏像やニンジン液などの卸元として活動していますが、2006年3月決算では売り上げの83%が旅行業になっています。


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