2009年11月17日(火)「しんぶん赤旗」
米大統領が中国入り
新華社 東京での演説を歓迎
【北京=山田俊英】アジア歴訪中のオバマ米大統領は15日の上海を皮切りに、中国訪問を開始しました。同氏の中国訪問は今年1月の就任以来初めて。16日夕には北京に移動し、空港で習近平国家副主席の出迎えを受けました。胡錦濤国家主席と夕食をともにし、17日午前、同主席と正式に会談します。
オバマ氏の訪中日程は今回歴訪する国のうち最も長い4日間となっています。
オバマ氏が14日に東京でおこなったアジア政策演説に対し、国営新華社通信は同日、「演説で2度にわたって中国と中米関係を全世界的視野でとらえ、中国側の評価と共通点を見せた」と歓迎する論評を配信。周文重駐米大使は15日付人民日報で「今回の訪問は中米関係に新しい動力を注入することになろう」と期待を表明しました。
16日は上海市トップの兪正声共産党市委員会書記、韓正市長と会談した後、青年との対話集会に出席しました。新華社通信が事前にインターネットでオバマ氏への質問を募集したところ3千件以上が寄せられました。