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2009年11月17日(火)「しんぶん赤旗」

民間から参加の「仕分け人」

保育制度改悪をあおる


 延長保育事業が議題にのぼった16日の「事業仕分け」の場で、民間から参加している「仕分け人」が、厚生労働省が進めている保育制度改悪をあおる場面がありました。

 長(おさ)隆・東日本税理士法人代表社員は、保育の担い手に社会福祉法人が多いことを「厚労省のセクショナリズム(縄張り主義)」などと問題視。「厚労省は『保育は福祉』と考えているようだが、株式会社を積極的に入れていくかを国民は見ている」と主張しました。

 厚労省はこれにきっぱり反論するでもなく、「現在、社会保障審議会の少子化対策特別部会で、株式会社の件も含め根本的な議論をしている」とこびるような答えをしました。

 別の「仕分け人」は、「少子化対策特別部会での結論はいつごろ出るのか」と質問。

 厚労省は「来年度の早いうちにお見せできればと考えている」と答えました。



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