2009年11月17日(火)「しんぶん赤旗」
「普天間」閉鎖を迫る
岡田外相に宜野湾市長
沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長は16日、同市嘉数高台公園展望台で同県を訪問した岡田克也外相に、同市中央部に位置する米海兵隊普天間基地の危険性を説明しました。
伊波市長は、同基地がアメリカの安全基準に違反して住宅密集地に迫っているなどの危険性を示し、「普天間基地『移設』問題とは別にしても、この基地は運用してはならないものだ」と、基地の閉鎖・撤去を求めました。
岡田氏は伊波市長に対し、「日米安保(体制)のこともあり、閉鎖ではなくどこかに移すことを考えなければいけない」などと従来の見解を述べました。
岡田氏への説明後、伊波市長は記者団の質問に答え、鳩山政権が同基地問題の結論を、年内も視野に入れて早期に出そうとしていることに、「普天間基地の危険性除去のために(米軍機の)飛行制限などの取り組みをする」ことを前提に、「もっと腰を落ち着けて議論すべきだ。来年にはアメリカのQDR(4年ごとの国防計画見直し)も出る。米軍の新たな戦略にもとづいて沖縄の問題を整理させることが必要だ」と見解を語りました。
伊波市長はまた、「県民の思いは県内移設反対が強い。政府は県民世論を見誤らないほうがいい」と強調しました。