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2009年11月13日(金)「しんぶん赤旗」

業者・労働者に支援を

東京・大阪で 危機突破大会


 中小企業・業者の経営と労働者の生活を守ろうと12日、東京・大田区と大阪府でそれぞれ、「危機突破大会」が開かれました。

小池氏が激励

東京

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(写真)危機突破緊急大会後パレードする町工場経営者や労働者=12日、東京都大田区

 東京都大田区では、中小工場経営者や労働者らが「大田区の工場集積と労働者の雇用をまもる危機突破緊急大会」を開き、250人が参加しました。閉会後、パレードし「直接支援を実施せよ」「大企業は下請けに仕事をまわせ」と訴えました。

 大会実行委員会を代表し、大田民主商工会の奥島清二会長が「工場主から、現状では中小工場の経営は立ち行かないと声が寄せられている。工場集積と雇用を守る仕事はまったなしだ」とあいさつ。

 実行委員会の馬場良彰さんは「国や都は現時点で有効な施策を講じていない」と指摘し、緊急要求として(1)中小工場集積と雇用を守る緊急措置(2)工場集積の維持・強化、経営と雇用安定のための特別措置と法整備(3)廃業に追い込まれた工場と労働者のためのセーフティーネット構築―を提起しました。

 日本共産党から小池晃政策委員長と笠井亮衆院議員が出席。小池氏が、「みなさんの緊急要求を全面的に支持し、新政権に実現を求めていく」とあいさつしました。

 機械加工業を営む男性(66)が「いまの苦境は大企業の横暴勝手を政治が野放しにしてきたからだ。もう黙っていられない」と決意を語りました。

 参加した機械加工業者(62)は「大田の町工場は“日本の宝”だ。支援さえあれば続けられるところもある。工場家賃など固定費助成をぜひ実施してほしい」と話していました。

吉井氏あいさつ

大阪

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(写真)「何でやねん」コールで連帯を強める中小業者・労働者の人たち=12日、大阪市中央区

 大阪市内で開かれた中小企業・業者の経営と労働者の生活を守る「11・12危機突破!大阪決起大会」には550人が集まりました。

 主催は、大阪商工団体連合会(大商連)や全日本金属情報機器労組(JMIU)大阪地本などでつくる同実行委員会。ものづくりや地域経済・社会の担い手である中小企業・業者とそこで働く労働者が一致結束して立ち上がり、国や自治体に施策の改善と直接支援を要求していこうと開かれたものです。

 大商連の相澤一弘副会長が基調報告をし、この決起大会を結節点に府下各地で集会を開き、声を大きくしていこうと呼びかけました。

 大槻眞一阪南大学元学長が記念講演しました。

 藤井寺民商、大阪建設労働組合など各団体の代表5人が発言。

 ナニワ企業団地の代表は、中小業者が置かれている現状を報告し、「国や府・市が中小業者への直接支援に乗り出すことを切に希望します」と訴えました。JMIU大阪地本は、中小企業予算の大幅増や緊急雇用安定助成金の延長などの緊急対策を求めました。

 日本共産党の吉井英勝衆院議員が連帯のあいさつをしました。小谷みすず府議が参加しました。



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