2009年10月26日(月)「しんぶん赤旗」
歌の力 世代超えて
1万1千人参加 うたごえ祭典・京都閉幕
2009年日本のうたごえ祭典・京都は3日目の25日、京都市内3カ所で合唱発表会を行い、閉幕しました。同祭典には、3日間でのべ1万1千人が参加しました。
京都市呉竹文化センターで開かれた発表会では、親子、青年、高齢者などさまざまな世代が参加する51の合唱団が交流しました。
子どもたちが元気な歌声を響かせたのは神奈川の「合唱団たんぽぽ」。「とびばこ とべた」の歌では、小さな女の子が舞台で馬跳びを成功させる演出に大歓声がわきました。
京都の宇治作業所に勤める女性(46)は、障害者の仲間と一緒に舞台に立ち、くらしの歌と平和の歌を歌いました。汗だくになったという水野さんは、「無心で歌う彼らの歌には、いつもエネルギーをもらっています。声にならない思いを見事に歌ってくれました」と語っていました。
祭典の実行委員会は、京都から来年の開催地・長崎へと引き継がれました。