2009年10月23日(金)「しんぶん赤旗」
基地撤去へ心一つ
沖縄県民ら東京で緊急集会
|
沖縄県の普天間基地の即時閉鎖と同県名護市辺野古への新基地建設の断念を求める緊急集会が22日夜、東京都内で開かれました。沖縄県統一連や平和センターなどで構成される「基地の県内移設に反対する県民会議」の主催です。県民会議の上京団も加わり、会場いっぱいの450人が参加しました。
上京した日本共産党、民主党、社民党の各県議が報告し、共産党の嘉陽宗儀県議は「新政権はまだ、新基地反対の沖縄県民の意思を分かっていないようだ。11月8日に数万人の規模で県民大会を開き、米オバマ大統領と鳩山首相に沖縄県民の意思を届ける」と強調しました。
名護市議の東恩納琢磨氏と具志堅徹氏は「みなさんと心をつなぎ合わせて辺野古にジュゴンの保護区をつくりたい」「現政権にはアメリカと対等に、独立国として頑張ってほしい」とのべました。
各党の衆・参議員が参加し、共産党から穀田恵二、赤嶺政賢の両衆院議員が参加。穀田氏は「県民の意思は明確だ。辺野古に、くい一本打たせなかったたたかいがそれを示している。アメリカは日本を植民地と思っているのかといいたい。その根本にある日米軍事同盟をなくすために全力を挙げる」とのべ、赤嶺氏は「普天間基地撤去のためになぜ新基地を認めなくてはならないのか。不条理とたたかう」と訴えました。
ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は「ふがいない連立政権に対して決起する」、沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事は「平和と人権、民族の主権を取り返すまで団結して頑張る」と表明しました。
■関連キーワード