2009年10月23日(金)「しんぶん赤旗」
命・健康優先の政治実行を
医療・介護労働者ら集会
東京
「社会保障費を増やして、国民のための医療・介護へ転換させよう」と、4000人を超える医療・介護労働者、住民が22日、東京・日比谷野外音楽堂で中央集会を開きました。全労連の医療・福祉関係労組や医療・社会保障関係団体がつくる実行委員会の主催。
「国民の命を守れ」「安心できる介護保険制度に」のプラカードを手にした人、白衣に「せめて夜勤は月8日に もう限界です」とのそろいのゼッケンの人などで会場はいっぱい。新政権に後期高齢者医療制度廃止など医療・介護・社会保障施策の早期実行を迫ろうと、意気込みがあふれました。
日本医労連の田中千恵子委員長が主催者あいさつ。政権を代えた力に確信をもち、医療・介護労働者と国民との共同の運動で国民本位の医療・介護への変革をよびかけました。
各団体、政党から連帯・激励のあいさつが続きました。日本看護協会の小川忍常任理事のあいさつ、日本歯科医師会の大久保満男会長、自治体首長のメッセージ紹介など、共同の広がりを示しました。
小川氏は、看護師の時間外勤務や夜勤実態アンケート結果を紹介。労組や医療関係団体とも連帯して、人員配置の抜本改善でゆとりある看護現場づくりをすすめる、とのべました。
全国医師ユニオンの植山直人代表は、医療崩壊阻止のたたかいの先頭にたつ決意をのべました。
日本共産党の小池晃参院議員・政策委員長(参院選東京選挙区予定候補)が、軍事費のむだ遣いと大企業・大金持ちへの優遇税制をやめさせて医療・介護をよくする政治を実現しようとよびかけ大きな拍手につつまれ、民主、社民党代表もあいさつ。漫画家のやくみつるさんが激励あいさつをしました。
参加者は、省庁や国会議員への要請、パレードをしました。