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2009年10月14日(水)「しんぶん赤旗」

参院選 日本共産党必勝チーム 比例5人、選挙区1人


 日本共産党は13日、来年夏の参院選の比例代表予定候補5氏と東京選挙区の予定候補者を発表し、同日の記者会見で6氏が決意を表明しました。その内容(要旨)を紹介します。 【 】内は活動地域。

記者会見から


大門 実紀史(だいもんみきし) 53歳 現【北海道・東北・北関東】

ルールある経済社会へ

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 今までおもに経済の分野で活動してきました。今、経済のあり方そのものが問われている時代だと思います。

 小泉「構造改革」で貧困と格差が拡大し、昨年の世界金融危機で日本は大不況に陥っています。いずれも、「もうかればなんでもやる」という“ルールなき資本主義”がもたらした災いです。

 日本共産党は「ルールある経済社会」を掲げています。私は、ヨーロッパのような、もう少し人間らしい経済をつくる、あるいは、企業の社会的責任を明確にした経済のあり方にすることを具体的に国会で取り組んでいきたいと思っています。

 参院議員2期、党参院国会対策副委員長


田村 智子(たむらともこ) 44歳 新【東京・南関東】

子どもの貧困をなくす

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 私は、国会議員秘書として活動した8年間の大部分、子どもと教育の分野にかかわる仕事をしてきました。奨学金を教育ローンのように利子付きのものだけにしてしまう、高校や大学への補助金を削減する、こういう一つひとつの動きに国会議員団と一緒になって、国民のみなさんの運動の代弁者となってとりくんできました。

 高校に進学するためにお金の心配をしなくちゃいけないという、こんな世の中を変えていくために全力を尽くしていきます。

 私が秘書をしていた当時は、日本共産党しか教育費負担軽減の問題を質問しませんでした。それが政権与党の公約にも書き込まれる時代です。なんとしても、「子どもの貧困」解決のために全力を尽くしてまいります。

 党東京都副委員長


河江 明美(かわえあけみ) 44歳 新【東海・北陸信越】

非正規切りを許さない

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 私は、名古屋市中村区に住んでいます。マスコミでも報道されていますが、中村区役所には、今年の年明けから、今もなお、100人近いみなさんが「派遣切り」「非正規切り」で苦しんで、生活の支援を求めて殺到しています。

 今年も2度目の寒い冬を迎えようとしています。もう待つことはできません。

 ところが、トヨタ自動車は、また期限付きで期間工の採用を始めました。

 こうした雇用破壊を生み出した根本には、派遣労働を原則自由化し、製造業にまで広げた労働者派遣法があります。私は、この派遣法を抜本的に改正し、“働き方は正社員が当たり前”の原則をしっかりと貫く政治の実現にむけて力いっぱいがんばります。

 党愛知県委員、党愛知県雇用対策本部長


市田 忠義(いちだただよし) 66歳 現【近畿】

国民の懐に飛び込んで

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 先の総選挙でくだされた「自民、公明政権ノー」という審判は、日本の政治にとって大変、大きな前向きの一歩となりました。そして、「過渡的性格」をもった民主党中心の政権が、国民にとって前向きの政治を実現することになるかどうかは、国民自身のたたかいと「建設的野党」である日本共産党の奮闘、何よりも次の参院選挙での勝利に大きくかかっていると思います。

 日本共産党の出番の情勢です。それにふさわしい奮闘を行い、比例5候補、そして東京選挙区の小池晃候補と力を合わせて、全員勝利のためにがんばります。

 そのために、近畿だけではなく、全国を飛び回って国民の懐に飛び込み、必ず650万票以上を獲得するために全力をあげる決意です。

 党書記局長、参院議員2期、党国会議員団総会会長


仁比 聡平(にひそうへい) 45歳 現【中国・四国・九州沖縄】

憲法、平和の思い広げ

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 西日本でも違法な雇用破壊や、お金のあるなしで命や健康まで差別してきた政治に、青年たちがたちあがっています。先の総選挙では、自民党政治から抜け出そうともがいて、「はじめて共産党と書く。けれど、手が震えるかもしれない」と思いを語ってくれた多くの農家や漁民、商売人の方々とお会いしてきました。

 みんなで力を合わせて、西日本17県を代表する日本共産党の国会の議席、唯一の弁護士の議席を必ず勝ち取ります。

 いまこそ、憲法を輝かせ、広島、長崎、そして沖縄の平和の思いを広げ、核兵器のない世界、米軍基地のない日本の時代を切り開きます。ご一緒にがんばりましょう。

 参院議員1期、党参院国会対策副委員長、弁護士


東京選挙区 小池 晃(こいけあきら) 49歳 現

原点に立ち返り議席獲得を必ず

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 全国で奮闘している党員・支持者の思いにこたえて党の議席を増やすために自分にできることは何かと考える中で、私が東京選挙区で立候補すべきではないかと思っていましたが、このたび念願がかないたいへんうれしく思っています。

 東京はこの間、都議選でも衆院選でも着実に得票を増やしてきています。その奮闘にこたえて私自身、なにがなんでも議席を勝ち取る、勝つ選挙にするためにがんばりたい。

 98年に参院議員に立候補したときの原点――医師として命を守るための政治を実現したいという思いに立ち返ってたたかいぬきます。東京で議席を獲得するためにも比例代表で650万という大きなうねりをつくることがかかせません。全国の前進のためにも引き続き力を尽くしていきたい。

 21世紀に「国民が主人公」の日本をつくっていくために全力でがんばります。

 党政策委員長、党参院議員団長・幹事長、参院議員2期


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