2009年10月9日(金)「しんぶん赤旗」
アフガン撤退へ平和行動
開戦8年 全米各地で訴え
【ワシントン=西村央】米軍による2001年10月7日のアフガニスタン攻撃から8周年となる7日、米国内各地で、アフガンからの撤退を求める行動が繰り広げられました。草の根からの平和を求める行動が中心で、戦争の早期終結を訴えました。
米国最大の反戦連合「平和と正義のための連合(UFPJ)」は、10月を秋の反戦行動のなかでの重点的期間と設定しています。
7日は、カリフォルニア州ロサンゼルスなどで集会が開かれたほか、フロリダ州ジャクソンビルでは街角に「アフガン戦争終結と平和と非暴力」を訴える横断幕を掲示。アイオワ州デモインでは「戦争終結と貧困家庭に食料を」と訴える行動が行われました。
UFPJはこれに続き、17日をアフガン戦争反対の全国いっせい行動日とし、さらに運動を広げる構えです。
米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍を合わせた外国軍の駐留兵は05年8月から今年8月までで、2万6000人から10万2000人へと約4倍に増加。しかし、事態の安定化には程遠く、アフガン市民の犠牲者は同じ期間で50人から310人へと6倍化。軍事力偏重への世論の批判も高まっています。