2009年10月7日(水)「しんぶん赤旗」
来年5月 NPT会議に呼応
核兵器廃絶 三つの行動
各国平和団体よびかけ
アメリカ、ヨーロッパ、日本など各国の平和団体は、来年5月3日から28日までニューヨークの国連本部で開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に呼応し、現地での国際平和会議(5月1日)、ニューヨークと世界各地を結ぶ「核兵器のない世界のための国際行動デー」(5月2日)、再検討会議への署名提出の三つの行動を決め、参加を訴える「行動のよびかけ」を発表しました。
「よびかけ」に署名している団体は、国際反核ネットワークの「廃絶2000」など8国際団体や日本原水協、アメリカ、イギリス、フランスなど各国の19平和団体です。
「よびかけ」では、2010年NPT再検討会議が核兵器廃絶に向かって前進するためのイニシアチブを発揮する機会をつくりだしており、「絶対に逸してはならない機会」と強調。オバマ米大統領らの核兵器廃絶の約束を大いに歓迎すべきことだとしながらも、「地球的廃絶の目標を無期限のかなたに追いやってはならない」とのべています。
「私たちは2010年NPT再検討会議が、時間枠を定めた核兵器の廃絶条約交渉を開始する、いかなるあいまいさもない約束をおこなうよう要求しています」とのべ、そのために市民社会が積極的にかかわり、核による絶滅の恐怖から世界を解き放つ地球的多数派の願いを実際の声にしていかなければならないと訴え、行動への参加を呼びかけています。
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