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2009年10月5日(月)「しんぶん赤旗」

仕事も賃金も

建設青年 勢ぞろい

4都県土建訴え

渋谷


 「渋谷のビルを建てたのもオレたちの仲間です。生活できる賃金と仕事の確保を」と、建設現場で働く若者たち125人が4日、若者でにぎわう東京・渋谷駅前に、ニッカーボッカーや地下足袋など作業着姿で勢ぞろい。不況・失業打開や、ゼネコンなどの指揮命令下で働いても「個人請負」扱いされ、生活や権利が脅かされている実態の是正を訴えました。


 東京、埼玉、千葉、神奈川の4土建一般労働組合の青年部メンバーで、建設現場の朝礼風にラジオ体操を行ったり、生活実態のシールアンケートなどで注目を集めました。

 東京土建の青年(27)=東村山市=は、「不況で仕事がなく、型枠大工から耐震補強、造園業へ今年2回も転職した。自公政権を終わらせた力で雇用と社会保障を充実させたい」と訴えました。日野市の青年は、「父と2人で月60万円稼いでいるが、くぎや工具など経費は自己負担なので、一家6人で食べていくのがやっと」とのべ、中小零細業者を支える不況対策を求めました。

 市の公共発注で生活できる賃金確保をめざす公契約条例ができたと紹介したのは、千葉県野田市の労働者(24)。「労働者も業者もギリギリだったが、希望が見えた。公契約条例を全国に広げよう」と力をこめました。



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