2009年10月2日(金)「しんぶん赤旗」
消費者行政、ウオッチします
22団体集まり新ネット結成
消費者問題や消費者被害救済にとりくむ市民団体が9月30日夜、消費者行政を監視する新しいネットワーク「全国消費者行政ウォッチねっと」を結成しました。
「全国消費者行政ウォッチねっと」は、消費者庁発足を契機に、一元的な消費者行政新組織の創設を求めて活動してきた「ユニカねっと」(全国74の消費者団体加入)に代わる新しいネットワークとして結成されたもの。9月30日に東京都内で開かれた結成総会には、主婦連合会など22の消費者団体の関係者約150人が参加し、規約・活動方針などを確認。代表幹事に主婦連合会の山根香織会長ら6人のほか、新しい役員を選出しました。
代表幹事の青山理恵子日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会副会長が「きびしく、楽しく活動を続けていきたい」とあいさつ。パロマガス湯沸かし器事故被害者遺族の上嶋幸子さんは「消費者目線で機能してほしい」と発言。シンドラーエレベーター事故被害者遺族の市川正子さんは、事故原因の徹底究明と「二度と事故を繰り返さないために、二重ブレーキの義務化からはずれた70万基に対策を」と、消費者庁・消費者委員会への要望を語りました。
総会には、福島瑞穂消費者・少子化担当相と与野党の衆参国会議員が出席して発言。日本共産党の大門実紀史参院議員が連帯あいさつしました。
■関連キーワード