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2009年10月2日(金)「しんぶん赤旗」

労組入りたい67%

“権利守る”“助け合える”

大学生


労働総研アンケート

 労働運動総合研究所と同若手研究者研究会は1日、大学生の労働組合観に関するアンケート調査の結果を発表しました。ことし2月時点で大学生の3分の2が「労組に加入したい」と答えるなど、学生のなかに労組への共感が高まっていることがわかりました。

 アンケートは、首都圏や静岡、群馬、新潟で、研究会メンバーが自らの講義中、1〜2月に1〜4年の大学生610人から集め、新年度の4月に新入生593人から回収しました。

 労働組合を「必要だ」とする項目に、「そう思う」「ややそう思う」と肯定したのは、大学生の57・2%、新入生の68・5%でした。

 一方、「ダサい」「怖い」「迷惑だ」というマイナスイメージに対し、7〜8割の大学生・新入生が「そう思わない」「あまりそう思わない」と否定しました。

 「就職後に労働組合に加入したいと思いますか」と聞いたところ、「ぜひ加入したい」「必要に迫られたら」という大学生が67・3%。就職がまだ差し迫っていない新入生は44%でした。

 加入に前向きな学生は、「自分たちの権利を守りたい」「労働条件などの改善に向けて団結していけそう」「助け合える組織が必要だ」と労働者の権利や団結・連帯を理由に挙げました。

 記者会見で、全労連の伊藤圭一調査局長は、「一時期、若者の組合離れといわれたが、多くの学生が必要と認識していることが分かった。これから、どんどん若者に接近していきたい」と述べました。



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