2009年9月28日(月)「しんぶん赤旗」
草の根の新たな運動を
消費税なくす会が総会
消費税をなくす全国の会の第20回総会が27日、東京都内で開かれ、各地の草の根の会の代表など150人が参加しました。
この間の消費税増税ノー、消費税ノーの運動を交流して、新政権発足のもと「政治を変えるのは日常の草の根運動」と新たなスタートを確認しました。
梅村早江子全国の会事務局長が常任世話人会の提案と報告をしました。先の総選挙で2011年度からの消費税増税を計画した自公政権を退場させ、新政権に「消費税増税据え置き」を掲げさせたのはこの20年の「消費税をなくす会」と国民の運動の結果だと強調しました。そして「数々の消費税増税計画を打ち破ってきた20年だった」と振り返り、国民の気持ちにマッチした新鮮で提案型の宣伝・対話をすすめ、150万人会員の達成、草の根の会を広げ、日常的な運動を進めようとよびかけました。
和歌山県・岩出の会の代表が毎月1日の宣伝署名行動は5年目に入ったと報告。消費税増税反対の訴えをしてきたが、もっと悪税の内容を伝えていく必要があるとのべました。
青森市の会の代表は昨年の活動再開以来、月1回世話人会を開き、月1回の宣伝署名行動を週1回の行動に発展させていると報告。消費税廃止各界連絡会と共同するなかで参加する団体が増えているとのべました。
日本共産党の小池晃消費税・庶民増税阻止闘争本部長・参院議員が発言。軍事費の削減や、大企業などへの行き過ぎた減税の見直しで消費税に頼らない社会保障財源づくりは可能だと語り、新政権のもとでの当面の運動方向を明らかにし、国会でも草の根でも奮闘する決意をのべました。
消費税廃止各界連絡会の嶋岡千年事務局長が連帯あいさつ。総会は世話人、常任世話人と梅村早江子事務局長を選出しました。
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