2009年9月25日(金)「しんぶん赤旗」
米軍車両か 畑荒らす
党沖縄県議団 県に全容解明要求
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沖縄県うるま市勝連で23日、米軍のものとみられる大型車両が侵入し、民間のオクラ畑が踏み荒らされているのを農家の男性が発見しました。県によると、現場は米海軍ホワイトビーチに隣接していることから、現在、うるま署と米軍の憲兵隊が調査中です。
24日には日本共産党の嘉陽宗儀、玉城ノブ子、前田政明の各県議が県庁を訪れ、事件の全容解明を強く求めました。
現場を調査した嘉陽県議団長は「市道から畑に侵入し、Uターンした跡が残っていた。現場の状況からみて軍用車両しか考えられない。わざわざ畑に突っ込んでくるというのは、県民の貴重な財産という認識がない証拠だ」と厳しく批判。そのうえで、「刑法上、器物損壊罪になる。県は現場をすぐに見て、県警、沖縄防衛局と連携をとって犯人を特定してほしい」と要望しました。
応対した上原良幸知事公室長は「歩道との段差が30センチメートル以上あることから大きな車両だ。捜査結果が判明次第、対応を考えたい」と述べました。
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