2009年9月22日(火)「しんぶん赤旗」
アフガン即時撤退を
米の反戦・平和団体よびかけ
開戦から8年
来月 全米でデモ・集会
10月7日の米軍によるアフガニスタン攻撃開始8周年を前に、米国の反戦・平和運動がアフガンからの即時撤退をオバマ政権に求める運動を呼びかけています。9月17日には、アフガンの「出口戦略」の策定とこれ以上の派兵反対を求める署名をホワイトハウスに届けました。
アフガン情勢をめぐって、24日には現地のマクリスタル米司令官が議会に報告することになっています。また近く、アフガン、イラクの戦費1280億ドルを盛り込んだ2010会計年度国防歳出法案が上院本会議で採決される見通しです。
米国最大の反戦連合「平和と正義のための連合」(UFPJ)や女性反戦組織コードピンクなどは、2001年に「対テロ戦争」の武力行使容認決議が採択された日である14日から、ブッシュ大統領(当時)が同決議に署名した18日まで、アフガンからの即時撤退に踏み切るよう、連邦議員に直接働きかけました。
17日には「アフガン戦争に反対して行動を」と題した署名をホワイトハウスに届けました。この署名には、反戦・平和活動家のほか宗教者や作家、学者など45の個人・団体が名を連ねています。
またUFPJはアフガン開戦8周年となる10月7日に全米でデモや集会などを開くよう呼びかけています。首都ワシントンではデモ行進が予定されています。
コードピンクの創設者の一人、メディア・ベンジャミンさんは9月15日放送のニュース番組で「反戦運動はとても静かだ。われわれは議会の廊下に押しかけねばならない」と、反戦行動への参加を呼びかけています。(山崎伸治)