2009年9月19日(土)「しんぶん赤旗」
辺野古新基地建設に反対
沖縄で県民集会
アセス中止・予算凍結を
沖縄県の米軍・普天間基地の即時閉鎖と名護市・辺野古新基地建設反対を求める「県民集会」が18日夕、那覇市・県庁前で開かれました。市民、平和団体などから550人を超える人たちが参加。沖縄の地から鳩山新政権に対し、“新基地建設撤回”の声をあげました。
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主催は、沖縄統一連や平和センターなどで構成される「基地の県内移設に反対する県民会議」。政党では、日本共産党、民主党、社民党、社大党が結集しました。共産党を代表して、赤嶺政賢衆院議員が激励と連帯のあいさつを行いました。
赤嶺氏は、新政権に早期の建設中止を決断させるのは「沖縄県民のたたかいにかかっている」と強調。「そうだ!」の声が飛ぶなか、年内にも「新基地建設は断念せざるを得ない、と必ず言わせようではないか」と訴えました。
集会では、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表らが決意表明し、「県民の力で、新基地建設をとめ、普天間の解放を確実に、着実に勝ち取ろう」と呼びかけました。
その後参加者は、観光客であふれる那覇市の繁華街・国際通りをデモ行進。環境影響評価(アセス)法に反する違法な調査や手続きの中止、関連予算の凍結を求め、力強く唱和を繰り返しました。
辺野古から駆け付けた「命を守る会」の嘉陽宗義会長は「北沢防衛相の『県外移設は厳しい』は弱腰だ。しかし、辺野古のおじぃおばぁは鳩山政権を信じる」と新基地撤回への強い期待をにじませました。
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