2009年9月18日(金)「しんぶん赤旗」
高校無償 来春から
通常国会に法案
川端達夫文部科学相は17日未明の記者会見で、公立高校授業料の実質無償化について、次期通常国会に関連法案を提出し、来年度からの実施を目指す意向を明らかにしました。
川端氏は会見で、鳩山首相から(1)高校を実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充する(2)教員の資質や数を充実させることなどで質の高い教育を実現する(3)大学や研究機関の教育力・研究力を強化する―ことを指示されたと述べ、「親の経済力が子どもの教育環境に深刻な影響を与えだしてきているという事態まで生じている」と語りました。
日本共産党は、先進国のほとんどの国では高校学費が無償になっていること、日本の教育費はOECD(経済協力開発機構)諸国でも最低レベルであることを指摘し、高校授業料の無償化や大学奨学金の拡充を強く要求してきました。