2009年9月17日(木)「しんぶん赤旗」
医療保険改革は急務
AFL・CIO大会 米大統領訴え
【ワシントン=西村央】オバマ米大統領は15日、ピッツバーグで開催中の米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)の大会であいさつし、医療保険改革で、既存の民間保険の改革と無保険者向けの新たな公的保険の2本柱ですすめる方針を示し、改革が急務だと訴えました。
オバマ氏は改革案について、「無保険状態にある国民だけではなく、職を失って無保険になることへの懸念を持ったり、既往症を理由に保険適用を拒否されることを恐れたり、事故や急病が経済的破たんにつながることを知っている多くの米国人のためのもの」と説明しました。
さらに、「過半数の労働者が必要とするなら、それを手に入れられるようにすべきだ」として、労組加入や結成を促す「被雇用者自由選択法」を支持する姿勢を改めて示しました。
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