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2009年9月16日(水)「しんぶん赤旗」

ピース ナイター開催

新広島市民球場から

平和を発信


写真

(写真)観客全員でピースポスターをかかげて球場を緑に染めました=15日、広島市・新広島市民球場

 新広島市民球場(広島市南区)で15日、プロ野球の広島対中日戦が「ピースナイター」として行われました。生協ひろしま、広島平和文化センター、広島東洋カープ球団などの主催で「原爆ドームとともに復興のシンボルである旧広島市民球場と広島カープの歴史を次代に引き継ぎ、市民球場から平和のメッセージを発信しよう」と取り組まれたものです。

 小学生2人の始球式で試合開始。そろいの緑色のシャツを着た2人が力いっぱい投げると、観客から温かい拍手が送られました。

 試合では、監督、コーチ、選手と審判員が平和をアピールするワッペンを着用。試合開始前と攻守交代時には、バックスクリーンに「地球から戦争をなくし、みんなの笑顔があふれる世界に」など子どものメッセージが流れました。

 五回終了時、ジョン・レノンの「イマジン」に合わせ、球場と原爆ドームが描かれ、裏面に今年5月、ノーベル平和賞受賞者17人が発表した「ヒロシマ・ナガサキ宣言」が書かれた緑色のポスターを観客全員が掲げアピール。グラウンドでは、広島平和ゼミナールなどの高校生がアピールし、球場全体が緑色に染まりました。

 原爆ドームと同じ25メートルの高さの内野席最上段から2〜4列目の観客は緑色のシャツを着用し、白のポスターを掲げ、「ピースライン」を描きました。



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