2009年9月11日(金)「しんぶん赤旗」
SACO違反抗議を
岩国基地ハリアー機増 党県議ら要請
山口県岩国市の日本共産党市議団(大西明子、藤本博司、山田泰之、古谷清子各市議)と久米慶典県議は9日、福田良彦市長に対して、米海兵隊岩国基地へのAV8Bハリアー垂直離着陸攻撃機配備について申し入れました。
申し入れ書は、米海兵隊岩国基地報道部が9月4日に部隊交代を発表したが、海兵第513部隊はAV8Bハリアーを8機配備しており、SACO(日米特別行動委員会)最終報告に違反しているとして、AV8Bハリアーの配備機数を守るよう国・米軍に求めることを要請しています。
応対した松林達也基地対策担当部長は、SACO最終報告は将来にわたって岩国基地に配備されるハリアーの機数を具体的に制限したものではなく、機数が6機から8機に増えたことによりSACO最終報告に違反するものではないという国からの回答を示し、「現時点で国に対して制限を求める考えはない」と答えました。
久米県議らは「昨年から8機駐留が常態化している。明白な基地機能強化だ」と強調しました。
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