2009年9月10日(木)「しんぶん赤旗」
温室ガス25%削減
鳩山氏の表明を歓迎
志位委員長
日本共産党の志位和夫委員長は、9日の党創立87周年記念講演で、民主党の鳩山由紀夫代表が温室効果ガスの2020年までの中期削減目標で「1990年比25%減」を世界に宣言するとしたことについて、「この表明を歓迎する」とのべました。
志位氏は、民主党には「財界中心」政治から抜け出せるかどうかが問われているが、定かな答えはまだ返っていないと指摘。一方で、財界との矛盾も生まれているとして、その一つに地球温暖化問題をあげました。民主党はマニフェストで「25%削減」を明記、鳩山氏は首相指名後の国連気候変動サミットで宣言する考えを表明しています。
これに対し、財界からは「荒唐無稽(むけい)。国益に反する」などの“非難”の声があがっています。
志位氏は、「新政権には、一つ一つの問題を通じて、『財界主導』から抜け出せるのか、その根本的な立場が試されることになる」と指摘しました。