2009年9月1日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党 当選者の横顔
高橋千鶴子(49)
東北ブロック
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1期目は衆院農林水産委員、2期目は同厚生労働委員を歴任。党食料・食の安全、農林水産委員会責任者を務めます。
国会では2007年、被災者生活再建支援法案の一本化、成立に尽力。08年には、医学部定員抑制の閣議決定を撤回するよう政府に迫りました。後期高齢者医療制度の廃止、生活保護の母子加算復活など積極的に政策を提案し、国民と共同して政治を前に動かす役割を果たしました。BSE(牛海綿状脳症)問題で紙智子参院議員との共著の本を出すなど、食と農の問題にも精通しています。
秋田県出身、私立高校教師を経て青森県議。今回で3期目。
塩川鉄也(47)
北関東ブロック
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キヤノンの偽装請負はじめシャープ、いすゞなど大企業の現場を調査し、直接雇用や正社員化を求めてきました。衆院総務委員会では地域医療や地デジ問題、郵政民営化によるサービス後退など暮らしに密着した問題を取り上げました。
セブンイレブンが加盟店に弁当などの値引き販売を不当に制限していることが独占禁止法上問題との公正取引委員会の答弁を引き出し、6月に排除措置命令が出て値引き販売を認めさせました。八ツ場(やんば)ダムや軍民共用の茨城空港など大型開発のムダも追及します。
今回で4期目です。党中央委員。
笠井亮(56)
東京ブロック
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衆院予算委員会、外務委員会などに属しムダ遣い追及や外交、社会保障、環境、雇用と幅広い問題で歴代首相と論戦してきました。
大赤字のアクアラインに加え2本目の東京湾口道路をつくる計画を業界と天下り団体のためのムダな道路建設だと告発、調査中止に追い込みました。外環道建設を「ゼネコンによるゼネコンのための事業」と追及し住民運動を励ましています。
08年に温暖化対策の党欧州調査団長を務め、産業界に責任を果たさせる立場から役割を発揮しています。
今回で2期目です。党中央委員、国際局次長、参院議員1期。
志位和夫(55)
南関東ブロック
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自公政権退場後の日本政治をさらに前に進める「建設的野党」・日本共産党の委員長として先頭に立ちます。
内政・外交の中心問題で、切れ味鋭い論戦を展開し、ときの首相をたじたじとさせてきました。「派遣切り」などを追及した一連の国会質問、日本経団連や大企業幹部との直接会談は、雇用破壊を止めさせるたたかいの大きな力に。核兵器廃絶の具体的要請でオバマ米大統領へ書簡を送り、国連総会議長と会談するなど「非核の日本」実現に力を注ぎます。
1990年、35歳で書記局長に就任。2000年に委員長。6期連続当選。
佐々木憲昭(63)
東海ブロック
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消費税の引き上げは必要と主張する首相と国会で激しい論戦を展開し、庶民増税、大企業減税反対の論陣をはってきた経済政策の第一人者です。中小企業の立場からも、大企業優遇税制、貸し渋りを批判。政府を厳しく追及し、弱者のため力を尽くしてきました。
「政治とカネ」の疑惑追及のため共産党が設置した、金権腐敗究明委員会の事務局長もつとめます。2002年には「ムネオハウス」問題の追及で時の人に。金権腐敗の追及に欠かせない人物です。
1996年総選挙で初当選し、今回で5期目です。
穀田恵二(62)
近畿ブロック
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党国会対策委員長として12年、党国会議員団の大黒柱です。
高齢者差別の後期高齢者医療制度を国会でいち早く取り上げ、野党国対委員長会談で廃止法案の共同提案を繰り返し主張。参議院で可決させました。
長年、伝統産業の振興に尽力し、昨年10月、西陣織工業組合が「京・ベストタイ・ドレッサー」に認定。
阪神大震災以降、個人補償実現を要求し、一昨年に住宅本体再建への助成を実現させました。
歯切れよい弁舌で、テレビ討論でもおなじみ。1993年に初当選し、今回で6期目。
吉井英勝(66)
近畿ブロック
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宇宙軍拡から中小企業の経営難問題まで、多岐にわたって自公の悪政を追及してきました。質問回数の多さから“国会一の働きマン”と週刊誌が評した一昨年に比べ、前国会の質問数は20増の63回。丹念な現場調査が説得力を強めます。中小企業支援では経産相の前進的答弁を引き出し、東大阪市や東京都大田区への調査団派遣につなげました。
消費者行政の一元化・強化に向けた消費者庁発足へ、与野党全会派の共同修正に奔走。環境・原発・エネルギー問題の専門家で、大阪府議や参院議員などをへて90年に旧大阪4区で衆院議員初当選。今回で7期目です。
宮本岳志(49)
近畿ブロック
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2003年、サラ金最大手と警察との癒着を明らかにした「武富士」問題の追及がきっかけとなり、「グレーゾーン金利」廃止の法改正につながりました。
2000年の「タクシー規制緩和」をめぐる国会論戦で、労働者、国民の立場から反対。今年6月、規制強化法が成立しました。
「すべての人が大切にされる社会」を信条に、転落防止対策など鉄道駅のバリアフリーを実現。「性的マイノリティの人権保障」の先頭に立ってきました。
党大阪府副委員長。参院議員1期。
赤嶺政賢(61)
九州・沖縄ブロック
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基地を抱え爆音や米兵による事件・事故に苦しむ住民に心を寄せ、「米軍再編」は沖縄でも本土でも基地を強化するものだと政府と正面から対決。軍事同盟を絶対視して自衛隊を海外に派兵する自公政治を追及してきました。辺野古への米軍新基地建設や東村高江へのヘリパッド建設に反対し世界平和と憲法を守る先頭に立ちます。
被爆者問題、諫早干拓問題など九州・沖縄が直面するさまざまな問題を質問主意書で取り上げてきました。
4期目。高校教師、那覇市議(3期)を経て2000年に衆院議員初当選。党幹部会委員、沖縄県委員長。
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