2009年8月23日(日)「しんぶん赤旗」
F22戦闘機を一般公開
爆音激増、自治体「配備やめて」
米空軍・横田基地
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最新鋭の米軍ステルス戦闘機F22Aラプター2機が22日、米空軍横田基地(東京都福生市など)友好祭で一般公開されました。同機は沖縄県の米空軍嘉手納基地に一時配備されており、本土での公開は初めてです。
嘉手納基地には2007年2月に初めて配備されました。以後、米本土から断続的に配備されており、事実上、常駐化しています。このため同基地周辺では爆音が激増し、周辺自治体は配備中止を要請しています。
在日米軍のライス司令官は7月末、都内での会見で「日本はF22の配備で抑止力の恩恵を受けている」と正当化。今回の一般公開から、今後も継続的に日本に配備する狙いがうかがえます。
F22は敵のレーダー網をくぐりぬけて目標に接近する能力が高いことなどから、“世界最強の戦闘機”と言われています。しかし1機あたりの開発費が150億円とも言われ、米政府は歳出削減の一環として同機の生産中止を提案。米上下両院も7月に承認しました。
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