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2009年8月16日(日)「しんぶん赤旗」

市電借り切り「平和の歌声」

札幌


写真

(写真)飾られた車内で合唱する平和号の乗客=15日、札幌市

 さっぽろ平和行動実行委員会は15日昼、札幌市電を借り切り、「8・15走れ平和号」を運行しました。60人が乗り込み、市内を走りました。

 「核兵器のない平和な21世紀を」と書いた横断幕を掲げ、市中心部を正午に出発した平和号。途中、休憩をとり、「すすきの」電停まで1時間、市民にアピールしました。

 1995年に始まり15回目。車内には、市内で活動する新日本婦人の会の各支部が持ち寄ったタペストリーを飾り、「戦争はきらいです」「核兵器廃絶を」「青い地球を子どもらに」と黄色い布地の短冊をつけました。

 うたごえが響き、被爆者の脇神昭悦さん(82)が被爆体験を語り、大学3年の男性は3年連続で参加した原水爆禁止世界大会の報告をしました。

 6歳と4歳の子と参加した札幌市の養護教諭(37)は「子どもに平和の大切さを感じ、雰囲気を味わってもらいたくて初めて一緒に参加しました。8月15日を戦争は二度と起こしてはならないと決意する日とします」と話していました。


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