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2009年8月14日(金)「しんぶん赤旗」

核兵器禁止条約 締結を

中国外相が軍縮会議で主張

ジュネーブ


 【北京=山田俊英】中国の楊潔箎(ようけつち)外相は12日、ジュネーブ軍縮会議の全体会合で演説し、「国際社会は長期目標として核兵器全面禁止条約の締結を目指すべきだ」と主張しました。

 楊外相は「核兵器を全面禁止、完全廃棄し、核兵器のない世界を実現することは、平和を愛するすべての人々の共通の願いだ」と述べました。

 この目標を実現するためには、核兵器を最も多く保有する米国とロシアに「特別な責任」があると指摘。両国の核軍縮を促しました。核兵器を先制使用しない宣言を全核保有国に求めました。

 また、国際社会が非核兵器保有国の安全を保証する条約を結ぶことを提起。核保有国が「絶対的な戦略的優位を追求する行為をやめるべきだ」として、ミサイル防衛システムの開発や宇宙への兵器配備を中止するよう求めました。



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