2009年8月7日(金)「しんぶん赤旗」
原水爆禁止世界大会・広島
核兵器のない世界誓う
国際署名推進へ決意
原子爆弾が投下されてから64年を迎えた6日。広島市内で原水爆禁止2009年世界大会・広島が開かれ、平和記念公園では市主催の平和記念式典が行われ、核兵器のない世界をつくる決意を新たにしました。
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「核兵器のない世界を、私たちの手で」―。原水爆禁止2009年世界大会・広島が開かれた広島県立総合体育館には海外の政府・NGO代表を含めて2000人が参加。地球規模で核兵器廃絶をめざす運動を交流しました。
報告した冨田宏治・国際会議宣言起草委員長が、原爆症訴訟の解決で政府との合意を紹介すると、大きな拍手が起こりました。
被爆証言をした玉本晴英さんは、「我々のような被爆者を生まないためにたたかう」と語り、古田光恵さんが被爆2世の実態と運動を話しました。
ニカラグア、ノルウェー、キューバの政府代表につづいて秋葉忠利広島市長が特別報告。
原水爆禁止日本協議会の高草木博事務局長が国民平和大行進を通じて、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に165市町村長が賛同したことを報告し、賛同署名を平和市長会の会長である秋葉市長に手渡しました。
草の根の運動交流では、平和大行進の通し行進者と青年らの発言が会場をわかせ、新日本婦人の会広島県本部の代表が「核兵器のない世界を」国際署名目標を達成したと報告。
世界大会・広島決議「広島からのよびかけ」を採択しました。
大阪から参加した女性(25)は「被爆者の苦しみから目を背けてはいけない。何ができるか考える機会になった」と語りました。
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