2009年8月6日(木)「しんぶん赤旗」
核兵器のない世界へ
“私たちから発信”
広島 世界青年のつどい
核兵器なくそう・世界青年のつどい2009inヒロシマが5日、広島市内で開催され、海外の青年、国内の青年163人が、核兵器廃絶への思いを語り合いました。つどいは、原水爆禁止2009年世界大会の関連行事です。
開会あいさつした民青同盟の田中悠委員長は、「つどいのテーマ『継承と発信』の原点である被爆者の話を聞き、核兵器廃絶の思いの原点を示そう」と語りました。
秋葉忠利広島市長のメッセージが紹介されました。
広島県被団協の大越和郎さんが被爆体験を語り、被害者の数が正確にわからないことや、120歳を超えることになる人の戸籍が残されていることにふれ、「人間として扱われないのが被爆者だ」とのべ、「核被害者と連帯した運動を」とよびかけました。
ノルウェーやニュージーランド、フランスの青年は、「核兵器は本当になくさないといけないと思った。世界の青年に伝えていきたい」と発言。京都から参加した中学生4人は、「米国のオバマ大統領に平和式典に参加してもらうよう、手紙を送った」と語りました。
「夏の書き初め」では、参加者全員で画用紙に「核兵器ZERO」「核兵器なくそう わたしから発信!」など、思い思いのメッセージを書き込みました。
集会後、参加者はメッセージボードをもち、原爆ドーム前で宣伝し、「核兵器のない世界を」署名をよびかけました。
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