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2009年8月4日(火)「しんぶん赤旗」

6月給与が7.1%減

過去最悪 一時金・残業カット

厚労省毎勤統計


グラフ

 大企業による雇用破壊のもとで、労働者の賃金下落がさらに激しくなっています。厚生労働省が3日に発表した6月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、基本給や残業代、一時金などを合計した現金給与総額は、前年同月比で7・1%低下し、43万620円となりました。

 これまで最も下落幅の大きかった2002年7月の5・7%減を大きく上回る過去最悪の下落幅です。現金給与総額の減少は13カ月連続です。

 6月は多くの企業で一時金が支払われており、一時金の大幅な減少が影響しました。

 一時金など「特別に支払われた給与」は前年同月比14・5%減の16万7044円、残業代など所定外給与が17・7%減の1万5725円、基本給など所定内給与は0・5%減の24万7851円でした。

 現金給与総額を業種別に見ると、製造業で特に落ち込みが激しく、前年同月比で13・9%減となっています。次いで、金融・保険業の8・3%減などとなっています。

 残業など所定外労働時間は18・5%減少で、11カ月連続の減少です。

 常用労働者数は、0・1%減の4406万2000人で、2カ月連続の減少です。就業形態別では、フルタイムの一般労働者数が0・9%減、パートタイム労働者数が1・6%増でした。


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