2009年8月2日(日)「しんぶん赤旗」
雇用守る運動に全力
全労連臨時大会が閉会
東京都内で開かれていた全労連の臨時大会は1日、運動方針を採択し、閉会しました。
小田川義和事務局長は討論のまとめで、企業の生産回復の一方で5・4%の完全失業率にふれ、「労働者の雇用や生活は置いてきぼりだ」と批判。「安定した良質な雇用を求める運動」と、正社員化を求める裁判闘争の支援に全力をあげようと呼びかけました。
非正規労働者に対する助け合いも目的に掲げる「全労連共済」について、労働組合の原点にたった役割を担う共済制度を力にして全労連運動を発展させていこうと訴えました。
公共発注に適正な人件費を反映させる公契約法・条例について、「官製ワーキングプアをなくし公共サービスの質を維持させるたたかい」と指摘。総選挙はもはや後半戦だとして「政治を変え、要求前進の足場を築こう」と強調。「2票を無駄なく使い、政治転換の流れを大きくしよう」と呼びかけました。
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