2009年7月30日(木)「しんぶん赤旗」
公明、比例への票を要求
自民支持者ら批判
千葉
公明党千葉県本部が自民党同県連に対し、衆院選小選挙区で自民候補を推薦する条件として「比例は公明党」に投票するよう要求していたことが29日、明らかになりました。
自民党県連の田久保尚俊幹事長が28日、公明党県本部に対し県内13小選挙区候補者への推薦を要請。これに対し公明党県本部側は一括推薦を渋り、各小選挙区ごとに5000票の比例票を公明に回すことを自民党側に求めたといいます。
自民党千葉県連の党員は約2万人で、全小選挙区で公明党の推薦を受けるためには、比例代表で党員数の3倍以上の票を公明党に回すことが必要です。
ある自民党県議は「後援会員から『一度民主党に政権を担当させてみたらいい』という声があがるほど情勢は厳しい。小選挙区で当選するために票をもらうのだから、公明党に気を使うのは当然のこと。私も比例は公明に入れてくれと頼んでいる」といいます。一方、公明党側の露骨な要求に、自民党支持者から批判の声があがっていることも認めています。
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