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2009年7月28日(火)「しんぶん赤旗」

子どもたち守る社会を

全国保育合研終わる

大阪


 大阪府内で開かれた第41回全国保育団体合同研究集会は27日、3日間の日程を終えました。全国から保育者や保護者、研究者など1万2250人余が参加。講座・分科会数、提案リポート数は過去最高でした。

 大阪市此花区の舞洲(まいしま)アリーナで、3日目の全体会が行われました。開催地企画「天満のとらやん・保育がたり」では、大阪府下の公・私立保育所の職員と保護者約80人が大阪保育運動の歴史を、お囃子(はやし)にのせた舞台劇としてつづりました。昨年ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さん(京都産業大学教授)が「子どもたちに輝く未来を手渡すために大切にしたいこと」と題して記念講演。憲法9条を守ること、子どもたちが好奇心をもって学べる教育環境づくりなどを縦横に語りました。

 採択された集会アピールは、市場原理の強行で保育園にもたらされた企業参入・民営化による問題点を指摘し、待機児童解消を口実にした保育制度改悪をすすめる政府の動きを批判。公的保育制度を守り抜き、「未来の希望である子どもたちの権利が守られるような政治と社会の実現を求めて力を合わせていこう」と呼びかけました。

 「みんなみんな仲間やで」と目をキラキラさせ、熱く語り学びあった3日間。来年の開催地岩手県から参加した保育士(26)は、「よりよい保育をめざして、つながり、伝え合う大切さを学びました。来年の開催に向けて、もっと運動を広げたい」と話していました。



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