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2009年7月23日(木)「しんぶん赤旗」

世論調査でも「比例」

英選挙制度 最高の34%が支持


 【ロンドン=小玉純一】英国民が最も支持する選挙制度は比例代表制―。英政権党・労働党に影響力をもつフェビアン協会が19日、政治改革についての世論調査結果を発表しました。

 選挙制度の質問項目は、小選挙区制(現行制度)、選択投票制、比例代表制の三つのうち「第一に支持する制度」を問うもの。回答者の34%が比例代表制を選び、小選挙区制と選択投票制を選んだ人はいずれも25%でした。結果を報じたガーディアン紙は「4人に1人しか小選挙区制の維持を望んでいない」と指摘しました。

 調査は1日から3日まで2001人の成人を対象に実施。調査では質問にあたり各制度を解説しています。

 比例代表制については「全国の得票数に従って政党の議席が決まる。中小規模の政党が議席を得やすいが、(英国の二大政党の)労働党や保守党が圧倒的に勝利するのは難しい」と説明しています。

 選択投票制は、選挙区から1人の議員を選出する制度。単純小選挙区制と異なり、有権者は候補者名に順位を付けて投票します。


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