2009年7月19日(日)「しんぶん赤旗」
雇用守る政治実現へ
JMIU(金属情報機器労組)が大会
全日本金属情報機器労働組合(JMIU)の大会が18日、静岡県熱海市で始まりました。19日まで。
JMIUは、いすゞ自動車で1400人の雇い止め撤回をはじめ大企業の「非正規切り」とたたかい、日本トムソンでの直接雇用やシャープ福山で勝利和解などの成果をあげ、雇用と生活を守るたたかいを広げています。
あいさつした生熊茂実委員長は、総選挙後に予想される政治情勢のもとで国民のたたかいがいっそう重要になってくると指摘。労働者派遣法の抜本改正や中小企業経営を守るなど要求実現のたたかいを呼びかけました。
非正規切りに対するたたかいの先頭に立ち、「労働組合の社会的責任を果たしてきた」とのべ、引き続く奮闘を訴えました。
組合員数は前大会以降、日系ブラジル人ら非正規労働者を中心に約450人の純増。JMIU結成から最多の規模としています。
運動方針は、働くルールの確立など「雇用・生活危機突破の十大制度要求」を掲げ、国民的な大運動を提起。三木陵一書記長は、「要求実現のチャンスである総選挙を通じ、実現を迫っていこう」とのべました。
派遣法の抜本改正に向け、三木氏は総選挙の一大争点にさせることが重要だと指摘しました。非正規切りとのたたかいを前進させ、世論を高めて実現させていくことを訴えました。
■関連キーワード