2009年7月18日(土)「しんぶん赤旗」

核廃絶へ女性結集

澤地久枝さん・吉永小百合さんら２２４人賛同

来月８日 長崎

　原水爆禁止２００９年世界大会の関連企画として、「核兵器なくそう女性のつどい２００９」が８月８日午後５時半から、長崎市の長崎市民体育館で開かれます。同実行委員会は１７日、東京都内で記者会見し、「つどい」のプログラムと、よびかけ・賛同人（第１次分）を発表しました。

　「つどい」は、反核・平和を願い、行動する世界と日本の女性たちが草の根の運動を交流します。海外から、コラテラル・リペア・プロジェクトでイラク難民の支援にとりくみ、自身も難民のマハ・アブドゥルムネム・モハメッドさんが発言を予定しています。被爆者の証言を聞き、その継承を考えるプログラムや、中川美保さんによるサクソフォンの演奏もあります。

　会見には、よびかけ・賛同人から、全労連の柴田真佐子副議長、国際婦人年連絡会の江尻美穂子世話人、新日本婦人の会の高田公子会長、日本婦人団体連合会の堀江ゆり会長が出席しました。

　高田氏は、「つどいで交流し、来年の核不拡散条約（ＮＰＴ）再検討会議に向けて、女性の願いを届けたい」と語りました。

　現在、２２４人がよびかけ・賛同人となっています。海老名香葉子（文筆業）、澤地久枝（作家）、高遠菜穂子（イラク支援ボランティア）、根岸季衣（俳優）、吉永小百合（同）の各氏も名を連ねています。寄せられたメッセージには、オバマ米大統領の発言に励まされたという声が多くつづられています。